右足を負傷中の武豊騎手(54)が、ダービー馬ドウデュース(牡4、友道)に騎乗予定だったジャパンC(G1、芝2400メートル、26日=東京)の騎乗を取りやめることとなった。20日、自身の公式サイトで発表した。

「残念なお知らせです」というタイトルで更新された同サイトでは、「残念なお知らせです。骨には損傷がない、筋挫傷という診断でしたが、想像以上に治るスピードが遅いため、楽しみにしていたジャパンカップの騎乗を諦める決断をしました」(原文まま)と記した。続けて、「治るときも急、というこの故障の回復の特徴に望みを抱いていましたが、だからと言って大事な騎乗依頼をギリギリまで引っ張ることで多くの方々にご迷惑をおかけするわけにはまいりません。翌週のチャンピオンズカップの週の騎乗依頼も全てキャンセルさせていただいて、療養に専念します」(原文まま)とし、復帰は早くても12月9日以降となる見込みだ。

武豊騎手は10月29日の東京5Rのレース後に騎乗馬に右太ももを蹴られ、天皇賞・秋のドウデュースなど3鞍で乗り替わりとなっていた。また、今月3日のJBC3レースや4日にオオバンブルマイで挑む予定だったオーストラリアのゴールデンイーグルも断念。当初は18日からの復帰を目指していたが、9日には予定を1週延期して25日からの騎乗再開を目指すことを同サイトで明らかにしていた。