ジャパンC優勝でG1・6連勝を決めたイクイノックス(牡4、木村)が現役生活を終えることが30日、同馬を所有する(有)シルクレーシングの米本昌史代表から発表された。

同代表が取材に応じ「おとといノーザンファーム天栄の方に放牧に出ています。レース後の健康状態のチェックによりますと、1分55秒2で優勝した天皇賞・秋から中3週という間隔で臨みましたジャパンCも2分21秒8というタイムで優勝しましたが、この2つのG1レースを走っただけの疲れが見えている、というようにうかがってございます。これから有馬記念を鑑みた時に中3週という形になりますので、万全の態勢での調整が難しいと判断いたしましたので、出走は見送らせていただくこととさせていただきます」と有馬記念への出走回避を説明した。

続けて「一方でこれと並行いたしまして、ジャパンCのレース後に社台スタリオンステーションより種牡馬として素晴らしいオファーをいただきました。こちらを検討した結果、素晴らしい評価、この上ない評価をいただいているということでこの馬につきましてはスタリオンからのオファーに応える形で種牡馬入りさせることがベストだという判断に至りました。つきましてはイクイノックスは2023年のジャパンCをラストランとし引退、社台スタリオンステーションにて種牡馬入りすることとなりましたので、本日ご報告させていただきます」と現役引退、種牡馬入りを発表した。