水曜に香港入りしてから毎日、靴底でシャティン競馬場の芝コースを入念に踏み締め、感触の違いを確かめていました。土曜の朝は湿度が高かった影響か、若干ではありますが、前日までに比べてあまり硬さや反発力を感じませんでした。芝は非常に整備が行き届いており、関係者からもコンディションを称賛する声が多かったのは確か。良好な状態であることは間違いありませんが、少しタフな馬場もこなせるような馬たちも馬券で押さえておく必要があるなと感じました。

写真は芝コースからダートコースに向かうA・オブライエン厩舎の軍団です。ラスト200メートル付近は芝のきれいさや、傷みのなさが少しは伝わりますでしょうか?

いつものように誘導馬を含めた5頭による集団調教に向かいました。香港カップの有力馬の一角で昨年の愛チャンピオンSの覇者ルクセンブルク(牡4)は、ラスト2ハロン24秒0をマークし、香港入りして最も速い時計を出しました。レース前日でも調整を緩めることはありませんでした。日々、時計を詰める攻めの調整に英レーシングポストのフランス人記者スコット・バートン氏は「通常、ヨーロッパの馬はホームでハードな調教を済ましてくる。それだけに今回の香港でのオブライエン厩舎のハードワークにはかなり驚きました」と言わしめるほどでした。馬も日に日に堂々と立ち居振る舞い、自信をつけているように感じます。

いよいよ明日10日は待ちに待った香港国際競走デー。気持ちがどんどん高まってきました。昨年は予想の結果がいまいちだったので今年こそはの思いです。ぜひ、明日の日刊スポーツ紙面を手に取り、馬券が発売されるG1・4競走の予想をチェックしていただけると幸いです。

もちろん日本の競馬も予想しております。競馬ファンの皆さまも明日の馬券購入は慌ただしいかと思いますが、ぜひ楽しんで予想してみてください。【井上力心】