直線抜け出して無傷の3連勝で朝日杯FSを制したドルチェモア(左)(撮影・白石智彦)=2022年12月18日、阪神競馬場
直線抜け出して無傷の3連勝で朝日杯FSを制したドルチェモア(左)(撮影・白石智彦)=2022年12月18日、阪神競馬場

■朝日杯FSの見どころ

17日の阪神で行われる2歳マイル王決定戦・朝日杯FS(G1、芝1600メートル)では、ジャンタルマンタル(高野)がデビュー3連勝を目指す。新馬戦を完勝すると、デイリー杯2歳Sも力の違う勝ちっぷりで重賞制覇。レースセンス抜群で、ポテンシャルも高い。2回使ったがさらに上積みも見込め、G1でも好レース必至だろう。


良血シュトラウス(武井)が強敵か。新馬戦を9馬身差で圧勝するも、サウジアラビアRCは出遅れて折り合いを欠き3着に敗れた。前走東スポ杯2歳Sは好位から抜け出して重賞初勝利。まだ粗削りだが能力は秘めており、マイルに戻るのも歓迎。折り合って運べるようなら押し切ってもいい。


セットアップ(鹿戸)は未勝利戦、札幌2歳Sと連勝中。前走は逃げて後続を突き放し、4馬身差で圧勝した。1800メートルで逃げて連勝中だが、距離短縮はプラスとなりそう。休み明けと直線の長い阪神がどうかだが、楽しみは十分ある。


デビュー2連勝中のエコロヴァルツ(牧浦)も差はない。行きっぷりのいい馬で前走コスモス賞は向正面から逃げる形になったが、それでも直線はメンバー最速の上がりを発揮して6馬身差で圧勝。気性的に休み明けは苦にしなさそうで、ここでも一発ある。


ダノンマッキンリー(藤原英)は新馬戦、秋明菊賞と1400メートルで勝ってきた。前走は出遅れながらも、ラストは上々の末脚を披露。マイルは許容範囲で、うまく末脚を生かせるようなら上位争いに加わる。


その他、デイリー杯2歳S2着のエンヤラヴフェイス(森田)、未勝利戦とベゴニア賞を連勝したオーサムストローク(伊藤圭)、小倉2歳Sの覇者アスクワンタイム(梅田)などの素質馬がそろう。


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