1月6日の中山メインは、24年の中央競馬開幕を飾る日刊スポーツ賞中山金杯(G3、芝2000メートル)が行われる。

新春の中山で「ナカノコール」を-。マイネルクリソーラ(牡5、中野)を送り出す中野師は24年2月いっぱいで定年のため、引退する。騎手として90年日本ダービーをアイネスフウジンで制し、調教師として01年高松宮記念、スプリンターズSをトロットスターで制した名ホースマンのラストイヤー。その先陣にふさわしい1頭だ。

8月の札幌でオープン入りを果たし、昇級2戦目の前走アンドロメダSは2着に好走。大みそかは元気に美浦の坂路を駆け上がった。粕谷助手は「山(坂路)で動くタイプじゃないけど、いつもより楽な手応えで上がってきました。ハンデ(55キロ)も魅力的ですよね。戦ってきた相手を見てもやれていいし、期待しています」と力強い。

※年齢は明け年齢