04年スプリンターズSを制したカルストンライトオが7日の早朝、けい養先の北海道・日高町の(有)日西牧場で死んだ。26歳だった。同牧場のX(旧ツイッター)のアカウントでポストされた。通算36戦9勝(うち海外1戦0勝)。02年8月のアイビスSDの勝ち時計53秒7は、今でも芝1000メートルの日本レコード。脚部不安などによる不振を乗り越え、04年アイビスSDで重賞2勝目、続くスプリンターズSを逃げ切り、G1タイトルを手にした。

主戦を務めた大西直宏元騎手は「騎乗したレースは勝ったレースも負けたレースも全部覚えていますよ。短距離馬は普通返し馬でもぐいぐいと引っ張っていく馬が多いですが、カルストンライトオはものすごくおとなしかったんです。返し馬でも走りが硬くて、大丈夫なのかと何度も思いましたが、ゲートを出るとすごい走りをした馬でした。僕にとっても本当に思い出深い1頭でした」と語った。

通算36戦9勝(うち海外1戦0勝)。総獲得賞金4億2204万4000円。引退後は種牡馬となり、17年にブレイヴコールが兵庫ダービーを勝っている。