ケンタッキーダービー(G1、ダート2000メートル、5月4日=チャーチルダウンズ)のフューチャーウェイジャー(長期前売り)第5回目(プール5)が15日~17日の期間で行われ、日本馬フォーエバーヤング(牡3、矢作)が実質的な3番人気タイに浮上した。18日、主催者が公式ニュースで発表している。

「プール5」発売前の主催者想定単勝オッズ(モーニングライン)では21倍だったフォーエバーヤングだが、「プール5」締め切り時点のオッズは同13倍まで上昇。ケンタッキーダービーのポイント競走ではなかったものの、海外初出走だったサウジダービーを制し、米国のファンからの期待が高まっていることがうかがえる。

第150回を迎える今年のケンタッキーダービー戦線は現時点で本命不在の混戦模様。「プール5」締め切り時点の1番人気はリズンスターS覇者シエラレオーネ(牡3、C・ブラウン、父ガンランナー)の8倍で、2番人気は主催者が選抜した39頭に名前の挙がっていない「それ以外の3歳馬」の12倍となっている。「それ以外の3歳馬」を別にすると、実質的な2番人気は2歳王者フィアースネスの10倍。続く実質的な3番人気でG2レベルS覇者ティンバーレイクとフォーエバーヤングが13倍で並んでいる。5番人気はファウンテンオブユースS覇者ドーノック(昨年のケンタッキーダービー馬メイジの全弟)の14倍となっている。

フォーエバーヤングはUAEダービー(G2、ダート1900メートル、30日=メイダン)に出走予定。ここを勝つと、「ロード・トゥ・ザ・ケンタッキーダービー」の100ポイントを獲得することになり、本番への出走を確定させることができる。日本馬初のケンタッキーダービー制覇という偉業へ向け、UAEダービーは日本のファンだけでなく、米国のファンや関係者からも注目を集める一戦になる。