アスコリピチェーノ(牝4、黒岩、父ダイワメジャー)と、ゴートゥファースト(牡5、新谷、父ルーラーシップ)が挑むジャックルマロワ賞(G1、芝直線1600メートル、ドーヴィル)が17日(日本時間同日午後10時50分発走予定)に近づいてきました。
ドーバー海峡に近いドーヴィルはフランスを代表する避暑地。映画「男と女」の舞台となった高級リゾート地で日中は競馬や海水浴、ショッピングを楽しみ、夜はグルメにカジノと遊ぶ場所には事欠きません。
ジャックルマロワ賞は今年で104回目を迎える伝統のマイル戦。勝ち馬にはドバウィ、キングマンなどのちの名種牡馬や、日本に輸入されたディクタスやヘクタープロテクターが含まれています。
日本馬はこれまで5頭が挑戦し、タイキシャトルが98年に優勝、テレグノシスは03年に勝ち馬から0秒2差の3着に入るなど、立派な成績を残しています。
レースレコードは13年に牝馬のムーンライトクラウドが記録した1分33秒39。昨年優勝のチャリンも1分33秒台をたたき出すなど、近年は馬場が乾けば1分34秒前後のタイムが必要とされています。速いタイムの決着に慣れている日本馬、特に昨年のG3京成杯オータムH(1着)で1分30秒8をたたき出したアスコリピチェーノの異次元のスピードが、ドーヴィルの深い芝で、どんな結果になるかにも注目が集まっています。
火曜の段階で出走を予定しているのは11頭。前売り人気は前走のサセックスS(G1、芝1600メートル)で2着惜敗のロザリオン(牡4、父ブルーポイント)と、英ダービー14着から距離を短縮して臨んだジャンプラ賞(G1、芝直線1400メートル)で僅差3着したザライオンインウィンター(牡3、父シーザスターズ)の2頭が集めていて、ベールに包まれた日本馬は伏兵評価にとどまっています。【ターフライター・奥野庸介】(ニッカンスポーツ・コム/極ウマコラム「ワールドホースレーシング」)

