昨年の凱旋門賞2着馬、アヴァンチュール(牝4、C・フェルラン)がG1初制覇を果たし、凱旋門賞(G1、芝2400メートル、10月5日=パリロンシャン)へ向け、大きなはずみをつけた。
英オークス2着馬でプリティーポリーS、ナッソーSを連勝中だった1番人気、アイルランドのワール(牝3、A・オブライエン)はスミヨン騎手と道中でハナに立ったものの、直線で失速し、最下位6着。アヴェンチュールから1馬身半差の2着には今年の仏オークス馬ゲゾラが入っている。
アヴァンチュールは昨年、ヴェルメイユ賞2着から凱旋門賞で2着(勝ち馬はどちらもブルーストッキング)。今年はG3アレフランス賞、G2コリーダ賞を連勝後、サンクルー大賞でカランダガンの2着に敗れていたが、ここでキャリア初のG1制覇を果たした。
オーナー(ヴェルテメール兄弟)のレーシングマネジャーを務めるピエール・イヴ・ビューロー氏は「彼女はG1を勝つべき馬でした。今日は質の高い馬がそろっていましたが、勝ててホッとしています。アヴァンチュールは軟らかい馬場をまったく苦にしません。4週間後はそれが重要になります」とコメント。また、管理するクリストフ・フェルラン調教師は「レース前は緊張していましたが、これで落ち着いて凱旋門賞に向かえます。ドーヴィルのジャンロマネ賞を使わず、ヴェルメイユ賞を選択しました。調子は良かったですし、凱旋門賞に向かいます。それは間違いありません」と昨年に続く凱旋門賞出走を断言した。また、騎乗していたギュイヨン騎手は「今日はアラモードな勝利(楽勝)でした。彼女は素晴らしいですよ」とレースを振り返っている。
凱旋門賞へ向けては大手ブックメーカーのほとんどがアヴァンチュールと、英愛オークス、ヨークシャーオークスを制しているアイルランドのミニーホーク(牝3、A・オブライエン)の2頭を横並びの1番人気としている(単勝5・0~5・5倍)。

