3番人気マルカンラニ(牡5)が直線で抜け出し、重賞初挑戦にして初制覇を飾った。高野毅調教師(42)は重賞2勝目で南関東では初タイトル。デビュー20年目の松崎正泰騎手(47)も、うれしい重賞初制覇となった。
5馬身の差をつけてゴールに飛び込むと、鞍上は左手を握って感情を表現した。引き揚げで大歓声を浴び、その後は関係者からの祝福が絶えない。「ファンの皆さんの声援もあって、うれしいのが半分、ホッとしたのが半分。(重賞初勝利の報告は)たぶん家で見てくれていると思うが、家族に伝えたいです」。殊勲の白星をかみしめた。前5頭ほどの先行勢を見ながら外め追走。勝負どころで手応えよく進出すると、直線に入って先頭に立ち、一線級のライバルたちを置き去りにした。「もう1列後ろでも良かったけど、プラン通りと言えばプラン通り」。コンビを組むこと17戦目、知り尽くした相棒を完璧にエスコートした。高野毅師は今後について「オーナーと、ここを勝つようならJBCに行きますかと話していたんですけど、これから相談します」と大舞台も視野。人馬ともさらなる高みへ飛躍する。【渡辺嘉朗】
■マルカンラニ ▽父 ラニ▽母 ミヤビセラヴィ(アルデバラン2)▽牡5▽馬主 斉藤勘介▽調教師 高野毅(大井)▽生産者 金石牧場(北海道浦河町)▽戦績 18戦11勝▽総獲得賞金 6562万円▽馬名の由来 冠名+父名
●勝負服
<グロリアムンディ=2着>御神本騎手 スタートで出ていく分、ちょっと距離が長いかな。今の感じだと2000メートルぐらいの方がいいかも。自分の形では走れていたから、それでもしのぐかと思ったけど、勝ち馬は強い。
<ナチュラルハイ=3着>笹川騎手 転入初戦で距離もどうかというなかでもリズムよく走れました。陣営もひとたたきいるかなというなかでこういう競馬ができたので、次が楽しみ。
<グリューヴルム=4着>矢野騎手 雰囲気はすごく良かったけど、ペースの違いに戸惑った感じもあった。気性的に難しいところがあるので、またチャンスはあると思う。距離は長いにこしたことはないです。
<エクセスリターン=5着>本橋騎手 後ろからは予定通り。ハミを取ったところで気分重視でちょっと流して。距離はこなしていると思うけど、気難しいので、どれだけこの子のリズムで行けるかですね。

