武豊騎手の有馬記念4勝目はドウデュース(牡4、友道)だった。2歳時は朝日杯FS、3歳時のクラシックはダービーを制したが、3歳秋のフランス遠征で惨敗を喫し、4歳春はドバイ遠征で出走取り消し。反撃を期した4歳秋は天皇賞・秋当日に武豊騎手が負傷し、まさかの乗り替わり。天皇賞・秋で7着、ジャパンCで4着と期待を裏切っていた。

武豊騎手が復帰し、コンビが復活した有馬記念は2番人気。ドウデュースは3枠5番からスタートし、序盤は後方で息をひそめていた。ハナを奪ったのは、これがラストランのタイトルホルダー。大外枠のスターズオンアースはルメール騎手が巧みに2番手を奪った。後続を離したまま、粘り込みを狙うタイトルホルダーを追いかける後続集団。3、4角で徐々に差が詰まったとき、気づけば後方にいたはずのドウデュースが2番手の外に…。最後の直線、懸命に粘るタイトルホルダー、スターズオンアースをねじ伏せ、ドウデュースと武豊騎手が完全復活のゴールを駆け抜けた。

このときの武豊騎手はジョッキーカメラを着用。まったくブレないカメラの映像に驚きの声、レースを終え、検量室前に引き上げた人馬を迎える関係者とのやりとりにファンからは感動の声が上がった。この勝利は増沢末夫元騎手(86年ダイナガリバー)の49歳2カ月2日を上回り、54歳9カ月10日という最年長勝利記録となった。全着順は以下のとおり。

1着 ドウデュース

2着 スターズオンアース

3着 タイトルホルダー

4着 ジャスティンパレス

5着 シャフリヤール

6着 タスティエーラ

7着 ウインマリリン

8着 ソールオリエンス

9着 ハーパー

10着 ホウオウエミーズ

11着 アイアンバローズ

12着 スルーセブンシーズ

13着 ライラック

14着 プラダリア

15着 ディープボンド

16着 ヒートオンビート