ホッカイドウ競馬の山口竜一師(61)が今年いっぱいで厩舎を解散し、引退することが23日、分かった。体調不良と度重なるケガの後遺症などが主な理由で、関係各所にはすでに伝えたという。地方全国交流、東京2歳優駿牝馬(S1、ダート1600メートル、大井=31日)に出走する今年のエーデルワイス賞馬リュウノフライト(牝2)が管理馬のラスト走となる。
デビューから無傷4連勝、重賞3連勝でダートグレードを制した看板馬は、23日午後に門別をたち決戦の地、大井競馬場に向かった。手塩にかけてきた愛馬が、11年間の調教師生活の大トリを務める。山口師は「この馬に出会えて自分なりにやり切ったという思いもある。馬の状態は申し分ないし、折り合いさえつけば距離延長も問題ない。何とかいい形で締めくくりたいね」と思いを口にする。
騎手時代には、地方競馬通算2843勝(中央151戦7勝)を挙げた名手。エーデルワイス賞は2連覇(07年マサノミネルバ、08年アンペア)を果たした実績があり、調教師としても今年、勝利した。「病気をしっかりと治し、落ち着いたら、今度は馬主としてエーデルワイス賞を勝ちたい。あと、どうしても勝てなかった道営記念も取りたいね」と、第3のホースマン人生を思い描いている。【奥村晶治】
◆山口竜一(やまぐち・りゅういち)1964年(昭39)1月26日、栃木県生まれ。81年4月25日に宇都宮競馬所属で騎手デビュー。05年3月同競馬の廃止にともないホッカイドウ競馬に移籍。騎手としては地方通算1万9804戦2843勝、中央151戦7勝。13年に調教師免許試験に合格し、14年1月1日付で免許取得。初出走は同4月23日。通算成績は23日現在、2465戦240勝(中央3戦0勝)。

