延長10回に馬場を起用したが、この選択は疑問だ。13連戦が頭にあるだろうが、まだ2試合目。肘に張りがあるなど体調面に問題があれば別だが、普通に投げられる状態なら、あそこは岩貞だろう。3連投の後、1日の休養を挟んで、前日1日に投げた。休ませたい気持ちは分かるが、それならば、2日間の休養でリフレッシュさせて、この試合に臨む考え方もある。まだ駒を残している状態で負けた。
もちろん、馬場や望月といった若い投手にやってもらわないと、というベンチも心情も分かる。開幕からこのクラスの投手が出てこないか手探りで起用を続けてきたが、小川や谷川、尾仲ら今、1軍にいない選手も含めて、安定してこない。この日もそうだが、馬場、望月は簡単に先頭打者を出した。先頭を出せば、当然、得点される確率も上がる。1イニングの中で、特に1人目のアウトを全力で取りにいかないといけない。それには、自分の持ち味のボールを全力で投げないといけない。ブルペンで準備して、最初からマウンドで100%の力を出せないようでは、リリーフとして失格だ。次第に良くなる、では1イニングは終わってしまう。
望月も相手のバントミスに助けられたが、37試合に登板した2年前に比べると、いまひとつ力がボールに伝わっていない。ボールの勢いで攻めるタイプ。上から振り下ろして投げていたが、体を生かし切れていない。
4日からの首位巨人戦に向け、1ゲーム差でも詰めて臨みたいところで、この1敗は痛い。勝ちパターンはしっかりとしてきたが、9月の連戦が続く中で、馬場や望月といった若い投手の奮起が必要だ。(日刊スポーツ評論家)





