<パCSファイナルステージ:西武2-8ソフトバンク>◇第4戦◇20日◇メットライフドーム

柳田が感謝している人がいる。ソフトバンクの浜涯(はまぎわ)打撃投手、松本打撃投手だ。今春の自主トレで同行をお願いし、1月のグアムで打ち込んだ。選手3人で1時間、交代で打ち続けるなど、従来より打撃練習の量を増やして臨んだ。シーズンは本塁打、打点でキャリアハイ。首位打者と最高出塁率のタイトルも獲得した。好成績の理由は「浜涯さん、松本さんのおかげ」と言い切る。

日本ハムを破ったCSファーストステージは1安打しか打てなかった。ファイナルステージで敵地西武に向かう道中、浜涯打撃投手から「シーズンの分しか練習してなかったな。来年は増やさないと」と冗談交じりに予告された。「ヒエー」と驚く顔を見せた柳田だったが、来春の地獄の自主トレを回避すべく? ファイナルステージは16打数7安打で打率4割3分8厘の打ちまくり。恩人のカツも、好調を後押ししているのかもしれない。【ソフトバンク担当 山本大地】