工藤ホークスがCS突破に向け再始動した。全日程が終了し、2日間の休息を取ったチームは2日から全体練習をスタートさせた。練習前の円陣では工藤監督がナインを前に奮起を促した。V奪回はならず、2位に終わった現実を踏まえCSから続く「日本一」へ練習の集中を訴えた。

V逸のショックは癒えたのだろうか。仙台で楽天に敗れてから中3日で迎えたオリックス2連戦(京セラドーム大阪)は白星を挙げることはできなかった。1敗1分け。順位が確定していただけに、ことさら勝敗にこだわることはなかったのかもしれないが、主力の途中交代が多くチームのバランスが取れないままシーズン終了した感がぬぐえない。

「この3日間の練習でどれだけ選手のモチベーションを上げていくか。それを大事にやっていきたい」。練習を見守りながら森ヘッドコーチは言った。猛烈に追い上げながら手の届かなかった昨年のV逸。今季は首位を走りながら最後の最後で優勝を逃した。森ヘッドコーチもこの違いを敏感に感じ取っていた。「とにかく、CSに向けて選手たちの気持ちを盛り上げていかないと」と付け加えた。V奪回を誓った開幕前には想定していなかった「敗者復活」の道。工藤監督就任5年目の集大成。CS敗退は16年の日本ハムに敗れた1度だけ。15、17、18年とすべて突破し頂点に立った。短期決戦はお得意さま。2年連続の「下克上」へチームの再起動に期待したい。【ソフトバンク担当 佐竹英治】

CSに向けフリー打撃で調整する柳田。後方左は内川(撮影・今浪浩三)
CSに向けフリー打撃で調整する柳田。後方左は内川(撮影・今浪浩三)