プロ野球番記者コラム

肘手術の中日石川翔「いかにサボるか」松坂から金言

<ニッカンスポーツ・コム/プロ野球番記者コラム>

中日石川翔投手(19)が復活にかける来季の“スローガン”を教えてくれた。「来年はいかにサボるかです」。このサボるは、怠惰な1年を過ごす意味ではない。

中日石川翔(2019年2月21日撮影)
中日石川翔(2019年2月21日撮影)

今季2年目の石川翔は注目株の1人だった。沖縄・春季キャンプでは序盤で早々に1軍昇格を決めた。3月のウエスタン・リーグ開幕投手にも指名された。しかし、右肘の痛みで3月末に右肘形成手術に。9月に実戦形式の登板に踏み切ったが、再び肘の炎症により今季を棒に振った。

「考えが変わったのは、ケガして手術してから。痛みを取ること、痛みがないように投げることが一番大事かもしれない。でも僕は、そっちを選ぶと球のスピード落ちたりする。復帰したときに、ケガしたときよりいい状態で臨めるかを、いま考えながら取り組んでいる」

同期入団の清水、山本が、今季それぞれ1軍初勝利を挙げた。そんな石川翔にアドバイスを送った人物がいた。10月に中日を退団し、西武入りが決まった松坂だ。自らも右肘、肩を痛め復帰へ時間を費やした。「肘の状態に合わせて強弱をつけて、うまくサボらないといけないよ。肘を手術してすぐに、そんなにうまくいくと思わない方がいい。ただ来年のキミはすごく状態がいいと思うよ」。中日を去る直前に石川にアドバイスを送った。

「何を言われようと、自分のペースでやります」。石川翔は12月2日にキャッチボールを再開した。「来年は3年目だから結果を出さないといけない。でも暖かくなった8月でもいい」。サボりをマスターしたとき、1軍で存在感を示すときになる。【中日担当=伊東大介】

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