ソフトバンク松田遼馬投手(25)が自身初のハワイ日本一旅行を満喫している。年が近い投手仲間の高橋礼や甲斐野と海や買い物に出かけたり、充実の時間を過ごす。

「チームのみんなで来られてうれしい。買い物も好きですし、ゴルフも好きなので。こういう機会は今までなかった。来年も参加できるように頑張ります」。阪神時代は優勝、日本一に手が届かなかったが、移籍して2年連続日本一。しかも今季は自己最多51試合に登板し、日本一に貢献して堂々の初ハワイとなった。「今までは韓国、台湾くらいしか行ったことがなかった。海外って感じがします」と楽しそうだ。

一方で自身7度目となるハワイV旅行の大ベテラン松田宣浩内野手(36)も「頑張ったから来られるもの。何回も経験させてもらえている。裏方さんの喜びも感じられますし、ホークスでプレーさせてもらえて、幸せだと感じますね」としみじみ話す。たしかに、球場では見られない、家族や仲間と穏やかに過ごす姿を見ると、日本一が決まったとき以上に選手やスタッフの喜びが伝わってくる。

私も、ソフトバンク担当になり、2年目で早くも2度目のハワイ取材に来させてもらった。1年ぶりの宿に懐かしさを感じつつ、減量のため4月から我慢していたハンバーガーを本場で解禁し、今年も長いシーズンが終わったことを実感できた。また来年も来られるのかな…。そんな思いをみんなが抱き、若手にも継がれていくことが「常勝軍団」の好循環になっているのかもしれない。【ソフトバンク担当 山本大地】

ハワイ日本一旅行で、甲斐野(手前)とともに好みのアロハシャツを探しながら笑顔を見せるソフトバンク松田遼
ハワイ日本一旅行で、甲斐野(手前)とともに好みのアロハシャツを探しながら笑顔を見せるソフトバンク松田遼