2020年、令和2年、ねずみ年。新しい年になった。年始めのこの時期は、プロ野球選手の強運ぶりに触れることがある。選手たちにあいさつ代わりに聞くのが「初詣には行った?」「おみくじは引いた?」といった質問だ。
今年の年始は、阪神の新入団選手の自主トレを巡った。2日はドラフト1位の創志学園・西純矢投手(18)の岡山での練習へ。初投げだけでなく、打撃練習にも汗を流していた。「おみくじは?」と聞くと「吉でした」と少し残念そう? 尋ねてみると「ずっと、高校1年から大吉だったので」とさらりと引きの強さを口にする。吉でもすごいのに、少しうらやましくなる。
3日はドラフト4位の東海大相模・遠藤成(じょう)内野手(18)の秋田での自主トレへ。家族や友人に囲まれて、温かい空気の中で練習を行っていた。こちらのおみくじは「大吉です」と満面の笑み。2人の強運ぶりに、あやかりたくなった。遠藤は「『願望』というところに、しっかり自分の道を進んで行けば、それはかなう。だけど、気持ちを切らしてしまえば落ちるかもしれない、と書かれていました」と続けた。書かれていた言葉を自分に置きかえて理解する姿はとても頼もしかった。
西純、遠藤ら今年は5人の高卒選手が入団した。全員が甲子園を経験し、西純と遠藤は昨年のU18日本代表にも選出。高校時代から面識のある5人は、入団会見の前から通信アプリのラインなどで連絡を取るなど仲も良さそう。これから全員で切磋琢磨(せっさたくま)し、互いに“勝ち運”を高めていく姿が楽しみだ。【阪神担当=磯綾乃】




