<ソフトバンク9-0西武>◇29日◇ペイペイドーム
ソフトバンクが約4カ月ぶりに4連勝を飾った。残念ながら楽天が日本ハムに勝ったため、3位浮上はならなかった。ほんの10日前までは借金4を抱えていたチームが秋風に乗って、貯金2まで盛り返した。最大9ゲーム差あった首位ロッテとも5ゲーム差だ。もしかしてだけど…、とお笑いコンビのフレーズではないが、この勢いを保ち続ければ「ひょっと」するかもしれない。
もちろん、慢心はいけない。この4連勝は6位日本ハム、そして5位西武から白星を重ねたもの。次カードからのオリックス3連戦、楽天2連戦の5試合は浮上か転落かの大きなカギを握る。それにしても2、3年前まで覇権を争ってきた西武とこの時期にBクラス対決している不思議を思う。総合的な戦力低下と言えばそれまでだが、やはり「絶対的」な力を保持することは難しいものなのだろう。主力選手の思わぬ故障離脱で想定外の戦いを強いられることもあるが、シーズンを通じてチームの「戦意」を落とさず維持させるのは指導者たちの力の見せどころかもしれない。
野球は投手とよく言われるが、やはり得点がなければ勝てない。栗原、柳田の中軸に加え、助っ人デスパイネの復調など得点力が上がってきたのは何とも頼もしい。4連勝で3勝が「先行逃げ切り」の形を作った。残り20試合、大きなカギを握るのは先制点を取れるかどうか、だろう。約1カ月ぶりに1番セカンドで先発出場したベテラン川島が2四球とヒットで5回までに3度出塁し、すべてホームに帰ってきた。出場機会が少なかった中で、きっちり仕事を果たした。勝負の10月戦線。「しぶとく」「粘り強く」-。そんな戦いを演じてもらいたい。【ソフトバンク担当 佐竹英治】






