4万3000人の観衆を集めた決勝は、東海大相模(神奈川)が仙台育英(宮城)を10-6で振り切り、1970年以来45年ぶり2度目の全国制覇を達成した。

 仙台育英は春の選抜大会を含めた甲子園大会での東北勢初優勝を逃した。

 序盤から点の取り合いとなり、東海大相模が6-6の9回に小笠原慎之介の勝ち越し本塁打などで4点を奪い、参加3906校の頂点に立った。

 神奈川勢の優勝は松坂大輔(ソフトバンク)を擁して春夏連覇した98年の横浜以来。東北勢は春夏で合計11度目の挑戦も実らなかった。

 創設100年を迎えた今大会は第1回大会で優勝した京都二中の流れをくむ鳥羽(京都)など49代表校が出場して6日に開幕し、一度の中止もなく日程が消化された。