最速147キロを誇る大船渡の新怪物右腕、佐々木朗希(1年)が登板することなく、3回戦で姿を消した。

 温存した吉田一知監督(44)は「まだ体ができてない」と説明した。186センチの長身ながら71キロしかない佐々木は「悔しい。少しでも長く3年生とやりたかった」と悔しさをにじませながらも「体をつくって、甲子園を狙う」と、涙は見せずに球場を後にした。8日の盛岡北との2回戦(初戦)でリリーフし、1回1/3を投げて無安打無失点3三振。投げた14球の直球がすべて140キロ以上を計測し、147キロをたたき出していた。