5日開幕の全国高校野球選手権に出場する常葉大菊川(静岡)が1日、甲子園見学を行った。例年は甲子園練習として30分間、ノックや打撃練習などを行うが、第100回記念で出場が56校と多い今大会は、各校15分間、ボール使用禁止で球場の感覚を確かめている。

 ベンチ外の3年を含む常葉大菊川の選手33人は、内外野を走ったり、自分の定位置以外からの景色を確認するなどした。7月27日の県大会決勝でサヨナラ打を放った東虎之介内野手(3年)は、打席で本塁打を放ったかのように右手を突き上げるポーズで仲間たちを笑わせた。「ホームランをイメージしました。ここで打っておかないと、打つところがないので」。

 さらに、奈良間大己主将(3年)は「広いというのが、第一印象。芝も土も軟らかかったです」と話した。今日2日には組み合わせ抽選会が行われ、対戦相手が決まる。【鈴木正章】