高校生世代で結成するU18(18歳以下)日本代表候補が木製バットなど国際対応のための合宿を検討していることが14日、分かった。この日、大阪市内で行われた高野連の技術・振興委員会で議題になった。

代表の大会がない時期の招集は異例で、選抜高校野球大会が終わった直後の4月上旬を予定している。参加メンバーなど詳細は20日の理事会で決定する方向。日本は今秋、U18W杯(韓国)に出場するが、合宿は「選考会」ではなく講習会のような意味合いが強いという。

練習で木製バットを用いる高校が増えているとはいえ、実戦経験はほぼ皆無。秋に大会がある場合は、夏の甲子園後に木製バットに持ち替えて短い期間で備えていた。昨秋のアジア選手権では韓国や台湾の投手に抑えられ3位だった。

投球フォームや、けん制球、マナーなど国際ルールを学ぶ機会にもなる。世界一を目指す高校ジャパンは春から“始動”する。