仙台育英(宮城)は7回に佐々木涼外野手(3年)が逆転二塁打を放ち、一関学院(岩手)を3-2で下し、11日のノースアジア大明桜(秋田)との準決勝に進んだ。

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一関学院は昨秋の東北大会で1-6と完敗した仙台育英を6回までリードするなど、追い詰めた。

高橋滋監督(47)は「甲子園がなくなりモチベーションを保つのが難しい中、大きな成長を見せてくれた。素晴らしい試合だった」と感極まった。

新チーム発足当初はノックでも声が出ず、まとまらなかった。9回裏には1死二、三塁とサヨナラ好機もつくった。佐藤颯弥主将(3年)は「最後の最後で1つになれた」とすがすがしい表情だった。