三島南高野球部が23日、三島市内で野球教室を行った。2014年から行う普及活動の一環として実施。沼津リトル所属の小4~6年生10人を対象に、キャッチボールやノック、ICT(情報通信技術)を使った打撃練習などを約3時間、指導した。同リトルの高橋寛介主将(6年)は「説明がわかりやすく、すごく頭に入った」と話した。

同校は、来春センバツの21世紀枠県推薦校に選ばれている。21日には、今秋の関東王者・高崎健康福祉大高崎(群馬)と練習試合を実施。主戦の1人、前田銀治投手(2年)が4回4安打1失点と好投。1、3回には自ら2ランも放ち、一時は4-1と先行した。控え投手が打たれ、5-24で敗れたが、稲木恵介監督(41)は「(前田は)直球がどれだけ通用するかという中で、球威でも押せていたと思う」と手応えを得た。

今後は東海地区で推薦校が絞られ、来年1月に全国3校の21世紀枠が発表される。【前田和哉】