6日に開幕する第105回全国高校野球選手権大会(甲子園)に出場する沖縄尚学が、アクシデントに見舞われた。

2日の便で空路大阪入りする予定だったが、台風6号の影響で足止め。台風は停滞する可能性があり、先行きは不透明だ。組み合わせ抽選会は3日に大阪市内で行われるが、主催者は移動や練習がままならないチームの状況を考慮。同校の初戦について、大会序盤を避ける特別措置の本格検討に入った。

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大阪への空路が断たれた。2年ぶり10度目出場の沖縄尚学ナインが足止めを食らった。2日に那覇空港から聖地に向け、大阪入りする予定だったが、大型の台風6号の影響で欠航が相次いだ。3日の組み合わせ抽選会は7月31日にすでに現地入りした比嘉公也監督(42)、大城英健部長(75)、主将の佐野春斗内野手(3年)の3人が出席することになった。

当初は他校と同じくベンチ入りメンバー全員で参加する予定だったが、かなわず。3日の午前中に予定されていた甲子園見学も取りやめになった。異例の事態を受け、大会主催者はチーム状況を考慮。初戦について序盤の登場を避ける特別措置の本格検討をスタートさせた。6日の開幕日、大会2日目などの序盤の登場は避けることを視野に入れているとみられる。

台風の影響から全体練習もできておらず、可能な限り最善の準備で臨めるよう、日本高野連側も柔軟に対応する方針だ。組み合わせ抽選会では遅い登場となるよう佐野主将が、後半の日程からくじを引く可能性がある。

昨夏の甲子園大会の方式がモデルケースになる。22年夏は開幕4日前の2日に代表4校が新型コロナウイルスによる集団感染が判明。日本高野連は同4校が最も遅い登場となるように対応し、大会辞退を未然に防ぐことにつながった。今回も悪天候による不可抗力で、開幕目前のアクシデントに見舞われた沖縄尚学に救いの手を差し伸べる。

ノロノロ台風は今後も停滞する可能性があり、先行きは不透明な状況が続く。同校は最低限として3日那覇空港発の午後4時半、伊丹空港に同6時半着の便を確保した。最速147キロエース右腕、東恩納蒼(3年)ら計33席分は押さえた。大城部長は「(飛行機が)飛べるかどうかは明日になってみないと分かりませんが、席は確保することができました」と話した。あとは天候が回復し、無事フライトできることを祈るばかりだ。【佐藤究】