第63回春季北海道高校野球大会小樽地区予選の組み合わせ抽選が25日、小樽市内で行われた。北照は初戦で小樽桜陽と対戦する。

今月のU18日本代表候補選手強化合宿に参加した左腕の高橋幸佑投手と右腕の田中太晟投手(ともに3年)の2枚看板で春に挑む。2人とも横浜市出身。昨秋に背番号1をつけていた田中は「自分がエースだと思ってマウンドに上がりたい」とチーム内の争いに火花を散らした。

高橋は合宿中の紅白戦でプロの注目も集めている神村学園・正林輝大外野手(3年)を空振り三振に仕留めた。自己最速を更新する146キロの直球だった。「自信になった。春からも大事な場面で力を出していきたい」。一方の田中は合宿に参加した高橋に刺激を受けたが、エースの座は譲るつもりはない。「高橋に負けない圧倒的な投球で全道王者になれるように投げていきたい」と気持ちを新たにした。