甲子園会場100周年の夏の甲子園が、開幕した。

1月の能登半島地震で被災した穴水(石川)の東野魁仁(かいし)主将(3年)が入場行進の先導役を務め、最南の興南(沖縄)を先頭に、出場全49校の選手が聖地に足を踏み入れた。午前10時からの開幕戦に臨む有田工(佐賀)と滋賀学園の2校は、熱中症対策もあり最後に入場した。

選手宣誓は智弁和歌山の主将、辻旭陽(あさひ)外野手(3年)が務めた。甲子園100周年にまつわる言葉や思い、20年に同校を指導したイチロー氏(50=マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)から授かった金言「努力したとしても、報われるとは限らない。しかし、努力しなければ報われることはない」を盛り込んだ内容で誓いを立て、大役を果たした。

◆智弁和歌山・辻旭陽主将の選手宣誓全文

宣誓、僕たちには夢があります。ここ、甲子園で日本一になることです。

100年前、この地に甲子園球場が誕生し、それ以来、全国の球児が、ここでプレーすることを夢見てきました。多くの偉大なプレーヤーたちも、その思いは同じでした。

青春の全てを懸けて、ユニホームを真っ黒にしながら、ひたむきに白球を追いかける先輩たちの姿は、見る人たちを感動させ、いつしか、ここ甲子園は聖地と呼ばれるようになりました。

あれからちょうど100年たった今、僕たちはここに立っています。

僕たちには夢があります。この先の100年も、ここ甲子園が、聖地であり続けること。そして、僕たち球児の憧れの地であり続けることです。

「努力したとしても、報われるとは限らない。しかし、努力しなければ報われることはない」

この言葉に励まされ、僕はここに立つことができました。そして、これからもこの言葉を胸に、最後まで戦い抜いていきます。

この聖地で思う存分プレーできることに感謝を忘れず、僕たちのプレーが多くの人々に、希望と勇気と感動を与えられることを願って、全力でプレーすることを誓います。

令和6年、8月7日、選手代表、智弁学園和歌山高等学校、野球部主将、辻旭陽。

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