<高校野球千葉大会:市船橋7-2市原中央>◇15日◇3回戦◇ZOZOマリンスタジアム
かつてのライバルに成長した姿を見せつけた。0-5の6回、市原中央・塚田涼月外野手(3年)は先頭で左越えにソロ本塁打を放った。「(カウント2-0で)甘い球が来ると思った。強く打とうと思いきり行った」と振り返った。「見たか」。静かに闘志を燃やしながら、ダイヤモンドを回った。
対戦相手の市船橋・花嶋大和捕手(3年)は千葉西リトルシニア時代のチームメート。花嶋は当時正捕手でU15日本代表に選出されるほど実力は飛び抜けていた。同じく捕手だった塚田は「自分は控えで花嶋がずっと(試合に)出ていて。高校に入って絶対に負けたくない思いがあった」。ポジションは外野に移ったが、バットを振り込み、高校通算38発のスラッガーへと成長を遂げた。
捕手として本塁打を目の当たりにした花嶋は「素晴らしい打球。気持ちが前面に出ていた」とたたえた。7回の打席では「いい場面、回ってきたね」と笑いながら話し、互いに対戦を楽しんだ。
市原中央は、昨夏と同じ相手に敗れた。悔しい結果となったが、塚田は「(花嶋の)前で打てたのは、成長を見せられたと思う。3年間、頑張った」と胸を張った。【北村健龍】

