青森大会では、ノーシードの弘前学院聖愛が第3シードの下山学園を4-0で下して4強入りし、2年連続の甲子園まで2勝とした。昨年から主将を務める田崎光太郎内野手(3年)が先制打含む2安打でチームを勢いづけた。

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頼れる男が今年はプレーでも見せる。弘前学院聖愛は1回に先制機を作った。1死一塁で打席には田崎。出塁した三上瑠久外野手(3年)が聖愛の持ち味の機動力を発揮し、二盗、三盗を決めた。「2ストライクまで待っていれば、行ってくれるだろうという信頼があった」とカウント2-2から、外角低めの直球をたたきつけ、先制の適時内野安打を放った。「狙い通りだった」と胸を張った。

主将として迎える夏は2度目。原田一範監督(48)も「絶対的なリーダーシップがある」と評する統率力で、昨夏もチームをけん引し甲子園の土を踏んだ。昨年3月に右ひざ前十字靱帯(じんたい)を損傷しており、「優勝してうれしい反面、やっぱりまだまだ自分がプレーしたいという思いがあった」。もどかしさを抱えながら、甲子園のベンチでも人一倍声をからした。

1月に長いリハビリを経て復帰。けがの功名か、上半身のトレーニングで培った筋力でロングティーの飛距離が15メートルほど伸びた。「こうして夏を迎えられて、のびのびプレーできることは、本当に野球少年に戻ったように楽しいです」。野球ができるありがたみを感じながら、今夏はプレーでも仲間を鼓舞している。

次戦は昨夏は逆転勝ちも、昨秋敗戦を喫している八戸学院光星との因縁の対決。「自分たちは2連覇を目指しているんですけど、あくまでも挑戦、チャレンジする立場でやっていく。やるべきことを徹底していきたいです」。昨夏と同じ景色にたどり着くまで、歩みを止めない。【髙橋香奈】

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