立命館宇治(京都)が3年ぶりの優勝を決めた。7点リードの9回2死一塁。最後の打者を空振り三振に斬ると、2年生ながら主将を務める江原雅登捕手はマスクを外し、一目散にマウンドへ駆け出した。5度目の夏甲子園切符を手にし、歓喜の輪に勢いよく飛び込んだ。「3年生と一緒で最後の夏だと思って挑んだ。こういう結果になって、やってきたかいがあった」。並々ならぬ覚悟で臨み、悲願の夏頂点に立った。
異例の抜てきだった。15年8月に就任した里井祥吾監督(43)のもと、下級生の主将は史上初めて。指揮官は「臆することもないですし、遠慮することもないのでね」。性格を見抜き、高いリーダーシップを評価しての決断だった。この日は初回に先制打を放ち、守っては2投手を好リード。攻守での大活躍に加え、ベンチでは常に声を張り上げた。試合後のお立ち台では「甲子園で優勝して帰ってきます」と高らかに宣言した。【佐藤究】

