郭源治ジュニアが矢場とん球団に入団した。名古屋名物みそかつの老舗「矢場とん」が20日、名古屋市内で硬式野球部「矢場とんブースターズ」の出陣式を行った。監督は中日OB藤王康晴氏(50)。大卒・硬式野球経験者を中心に18選手で結成。中日OBの郭源治(58)の長男佳久耀(かく・よう)投手(24=南山大)も加わった。大学卒業後も練習を続けてきた右腕は「とにかくいい投球がしたい。抑えとして頑張りたい」。会見を見守った父の郭氏は「親ばかだけどね。投手としてのバネはあるよ」と期待した。

 チームは4月6日に日本野球連盟から承認されたばかり。選手全員が同社の社員で、クラブチームとして活動する。早ければ、地元で行われる5月10日の社会人クラブ大会が初陣になる。藤王監督は「選手と一緒に失敗しながら学んでいく。仕事も野球もしっかりできるようにやっていく」と意気込んだ。

 ◆佳久耀(かく・よう)1990年(平2)10月28日、名古屋市生まれ。父の影響で野球を始め、ポジションは投手一筋。南山-南山大(主に愛知大学リーグ3部に所属)。卒業後の2年間は台湾の統一、合作金庫に練習生として所属。双子の弟創は昨季までトヨタ自動車ラグビー部に所属していた。右投げ左打ち。185センチ、92キロ。