巨人の連勝が5で止まり、チームの東京ドーム通算1000勝も後半戦にお預けとなった。同点の8回、2番手のスコット・マシソン投手(31)が3失点。本人は「普段通り積極的に。状態は悪くなかった」としたが、原監督は「3点取られるのはフォローができないところ」と客観的にジャッジした。
1死満塁で、阪神の代打狩野にスライダーを3球続け、適時打された。狩野は変化球にタイミングが合っていなかった。精査すべきは勝ち越しの場面ではなく、その前後だった。1死無走者からマートン、今成、代打の新井、鳥谷。得点に絡んだ相手の打撃はすべて、ベルトから上の直球を打ち返したものだった。加えるなら、満塁を招いた上本への死球も、ヘルメット付近に抜けた直球だった。
球速は150キロ前後。数字は普段通りだった。でも押し込めず、外野まで運ばれた。本人の感覚と球威にズレがあるのか、相手にとってプラスに作用するメカニックの問題か。軸球をチェックする必要がある。阪神との首位攻防に勝ち越し、球宴休みも近い。マシソンの技術もブルペンの陣容も、立て直す余裕は確保できている。【宮下敬至】




