日本新記録は白星で! 虎狩りの先陣を託された中日山井大介投手(37)が記念試合を勝利で飾ると誓った。谷繁元信兼任監督(44)は今日28日阪神戦の出場が濃厚。そうなればプロ野球新記録の3018試合出場となる。チームは4連敗中だが、今季の開幕投手も務めたベテラン右腕が、監督のメモリアル試合に花を添える。

 節目の試合は、もう落とせない。今日28日にも谷繁兼任監督のプロ野球新記録が達成される。歴史的な大記録達成はチームの勝利とともに、笑顔の記憶として残したい。ファンの、選手の思いを背負い、気持ちを高ぶらせたのは先発する山井だ。気温35度。炎天下の屋外でダッシュメニューを繰り返したベテラン右腕は、3018の数字に反応した。

 「僕たちが到底追いつかない数字の中でプレーする人ですから。明日(28日)組むのであれば、今までのやってきたことをしっかり出して、勝ちに貢献して花を添えたい」

 言葉の端々に決意がにじむ。今季は開幕投手を任されるなど指揮官から絶大な信頼を寄せられたが、ここまで3勝8敗と、本来の力を出し切れていない。開幕から先発ローテこそ守ってはいるものの、6月21日巨人戦から4試合、1カ月以上も白星を手にしていない。

 前回登板した今月21日広島戦(マツダスタジアム)は球団通算1万試合の記念試合だった。ところが先発した山井は5回4失点とピリッとせず。試合後には谷繁兼任監督が珍しく名前を挙げて「ローテを守っている投手ならもう少し…」と、奮起をうながしたほどだ。

 舞台は整った。今日28日は達成に備えて故郷広島から谷繁兼任監督の両親も駆けつける。始球式は親交の深いミュージシャンAK-69が務める。花束や記念ボードも準備済み。日本一になった男を笑顔にさせるためにも、阪神は引き立て役になってもらう。【桝井聡】