由伸ジャイアンツが、エディージャパン流トレで船出した。巨人高橋由伸新監督(40)は7日、宮崎で秋季キャンプ初日を迎え、練習メニューに独自の考えをちりばめた。今まで最後に行うことが多かったフィジカル系メニューを、練習の最初に導入した。全体練習が始まる午前10時には、すでに選手はウエートトレーニングを終えていた。さらにアップ後に、外野で50メートルのタイム走を約20本行った。

 シーズン中を見据え、疲労がある中でもベストパフォーマンスを出せるようにするのが大きな狙いだ。高橋監督は「技術的な練習を、余力を残さず目いっぱいしてほしい。ウエートの合間にスイングした方が、神経的なものが、野球に反映されると言われたことがある」と説明した。

 偶然にも、大まかな練習の構成はラグビー日本代表と同じだ。ラグビーは午前6時からウエートとランニングを行い、疲労が残る中で技術練習を行う。高橋監督は「トレーニングコーチからの提案もあった。うまくいかないかもしれないけど、やってみないと分からない」と一大決心。ラグビー日本代表のように今キャンプで頑強な土台をつくる。

 現役時代と同じ背番号24を背負い、初日から精力的に動き回った。昼食はチョコクロワッサンをつまんだだけ。中井には2メートルほどの竹ざおを使った素振りの手本を見せるなど、個々の練習を丁寧に見て回った。「疲れました、ちょっと」と苦笑い。それでも宿舎までの約4キロの道のりを走って帰る足取りは、軽快だった。【浜本卓也】