【グアム13日=福岡吉央】暴れ馬はiPhoneで御する! ソフトバンク中田賢一投手(33)が現地で自主トレを公開。親会社から支給されているスマートフォンの動画スローモーション再生機能を駆使してメリハリの利いたフォームを固め、昨季の155回1/3を上回る投球回数増を狙う。
中日時代のチームメート雄太、小川と3人で行う中田のグアムでの自主トレ。この日、今年初めての捕手を立たせてブルペンに入った中田の脇で、携帯を手にした小川が、捕手の後ろ、マウンドの背後、横、斜め横と何度も場所を変え、動画を撮影し続けた。中田のフォームチェックのためだった。
「携帯にスローモーションの便利な機能があるので、できるだけ体が開かないよう、キャッチボールからチェックしているんです。ゆっくり細かく見られるので、ありがたいですね」
球団では親会社のソフトバンクが全選手にスマートフォンを支給。昨年2月に現在のバージョンに切り替わったことで、携帯にスローモーション再生機能がついた。それを自主トレで駆使した。
工藤監督からは、昨季中から投球時の左足の脱力について指摘されており、グアムではフォーム固めがテーマ。荒れ球の特徴から暴れ馬の異名も取るが「リリース時にしっかり力が入るように、必要なところだけ力を入れるように意識してやっている」と、宿舎でも動画研究に余念がない。
今年初のブルペン入りは例年よりも2、3日早く、下半身強化メニューも例年よりも約2割増と今季にかける思いも強い。投球回を昨季よりも増やすことが目標で「6回まででは不完全燃焼。最低7回まではいきたい。負け数を勝ち数の半分くらいにしてチームの貯金を増やしたい」と先発の柱として存在感を発揮するつもりだ。



