サブマリンが、開幕1軍へ急浮上だ。楽天加藤正志投手(25)が14日、沖縄・金武町で行われた韓国ハンファとの練習試合に2番手で登板。2回を投げて、三振2つを含む打者6人で抑える完全投球で猛アピールした。「まだクイックでストライクが入らなかったり、満足のいく内容ではない。それでも結果が出たのはよかったです」。自己評価は厳しいが、貴重な下手投げは見守った首脳陣に強烈な印象を残した。

 130キロに満たないストレートでも、ことごとく詰まらせた。「自分はスピードではなくキレ。いくつか詰まった当たりがあったのがよかったです」と振り返った。秋季キャンプから磨いてきた、外角への直球も効果的だった。常にストライク先行で、主導権を握り続けた。「コーナーに集められた。去年の秋と、今年の2軍キャンプで取り組んだ成果が少し出ました」と笑みがこぼれた。

 どんな役割でもいい。「ピッチャーなら誰もが先発をやりたいと思うでしょうが、今の自分は中継ぎだと思います。それでもいい。便利屋でもいいです」。開幕1軍という大目標を目指し、次回も全力でアピールする。