悪夢のサタデーだ。ソフトバンクが2週続けて、土曜日にサヨナラ負けを喫した。9回に登板した寺原が伏兵の鬼崎に右中間を破られ、ゲームセット。8回にはスアレスが同点に追いつかれた。3被弾した19日の日本ハム戦もサファテが決勝2ランを浴びた。鉄壁を誇ったリリーフ陣が明らかに調子を落としている。寺原はこれで3戦連続失点。「(失敗が)続いているので、何かを変えないといけない」と今季初黒星に険しい表情を浮かべた。
何かがおかしい。ブルペンだけではない。8回には守りのミスが続いた。バント処理では本塁方向に出た内川がベースカバーの本多と重なり、松田の送球するタイミングが遅れた。右前打では福田がボールを握り損ねた。工藤監督は「(8回まで)3点に抑えて、悪いわけじゃない。投手のせいだけにはできない。打つ、守るのバランスがね。1つを取って、責めることはない」と言った。
2度の8連勝を飾った後、勢いは鈍ってきた。ここ7試合で2勝5敗。攻守の歯車がかみ合わず、負の流れにのみ込まれている。敵地の長い階段を上り終えた指揮官は苦笑した。「負けると、しんどく感じるね」。2位ロッテとのゲーム差は2・5に縮まった。「引き締め直すしかない。調子が上がってこないなら、考えてあげないと」。最悪の事態に陥る前に、手を打つ必要がある。工藤監督は思案顔で帰りのバスに乗り込んだ。【田口真一郎】



