西武が、またしても天敵右腕を攻略出来なかった。

 3回無死三塁の絶好機で無得点に終わるなど、ソフトバンク武田を崩せず。通算14度目の対戦で勝ち星なしの11連敗となった。

 先発岸は5回まで3安打1失点の力投をみせたが、6回に四球を挟んでの連続4長短打を許し、一挙4失点。田辺徳雄監督(50)は「岸には申し訳ないけど…。味方が点を取ってやれないところで辛抱出来なかった。向こうの打線は球数を投げさせて失投を見逃さない。6回のあの連打もそう」と険しい表情だった。2連敗で借金はワーストの18。「何とか連敗を止めないと」と言い聞かせた。