今季初の連勝はならなかったが、中日森繁和監督(62)は投手陣に手ごたえを感じとった。中3日で先発した若松が8回1失点。打線が好機で1本出ない中、中継ぎ陣が無失点リレーでつなぎ、延長12回引き分け。指揮官は「昨日は打線。今日はピッチャーに助けられた。投手陣が踏ん張ってくれた」とねぎらった。

 5年目右腕若松が汚名返上の快投を見せた。7回同点に追いつかれたが、最少失点にとどめた。今季初登板の4日広島戦では、7安打3失点で3回KO。短い登板間隔で修正し、直球主体で攻めた。「今日のような投球を続けていきたい」と力を込めた。

 9回からはリリーフ陣が踏ん張った。延長11回2死満塁の大ピンチには、今季から支配下登録された2年目三ツ間を投入。右腕は「抑えるしかなかった。打者に気持ちだけでも負けないようにした」と、フルカウントからの6球目の外角直球で見逃し三振を奪い、スコアボードに0を点灯させた。

 チーム防御率は4・29と12球団ワーストタイ。しかし、不安定だった投手陣も整ってきた。守護神田島は2日連続で9回を3者凡退。通算402セーブ左腕岩瀬も延長10回に2三振を奪い無失点で3ホールド目。三ツ間も開幕から5試合連続無失点と期待に応え続けている。3時間41分の延長12回を戦い抜いた森監督は、疲労感より充実した表情に見えた。「若い連中はチャンスをもらっていい投球をしている。俺もうれしい」。1人でも多くの孝行息子の誕生を楽しみに、シーズンを戦っていく。【宮崎えり子】