1軍初合流の巨人陽岱鋼外野手(30)が、先制の2点適時打で巨人に明るい材料を運んだ。「1番中堅」で初先発。3回1死二、三塁のチャンスで、野上の141キロ直球を中前へはじき返した。「何とか連敗を止めたいと思っていた。1打席目は自分のバッティングができなかったので、とにかく積極的にいこうと思っていた」。開幕54試合目で迎えた巨人デビュー戦で結果を残し、力強く両拳を突き上げた。

 2月のキャンプ中に下半身のコンディション不良で途中離脱。一時は回復して開幕直前の1軍復帰が見込まれたが、3月下旬に再び下半身の張りを発症して再離脱を余儀なくされた。FAで移籍した選手として、大型連敗の責任の一端を感じている。「フル出場で疲れたけど、みんなの気持ちがすごく伝わってきた。とにかく勝ちたい。勝たないと意味がないので」。遅れを取り戻し、目前の12連敗阻止に全力を注ぐ。

 ▼陽岱鋼が日本ハムから移籍後初出場で、5打数1安打2打点。FAで巨人に移籍した野手は、復帰の脇谷を含めて11人目だが、移籍後初出場で打点を挙げたのは落合、片岡に次いで3人目。過去の2人は本塁打の打点で、適時打を放ったのは陽が初めてだった。