ソフトバンク五十嵐亮太投手(38)が11日の楽天戦で左太もも裏を痛め、負傷交代した。7回2死二、三塁の場面で4番手として登板。ウィーラーに2球目を投じた際に左太ももの内側を押さえるしぐさを見せ、そのまま降板となった。

 五十嵐はその後、福岡市内の病院でMRI検査を受け、左半腱(けん)半膜様筋損傷と診断された。痛めたのは左太もも内側のハムストリングの部分で、全治は2~3カ月の見込み。復帰は最短でもレギュラーシーズンの終盤となり、回復に時間を要した場合、ポストシーズンの登板も厳しく、今季絶望となる可能性もある。

 チーム最年長の五十嵐はここまで、岩崎に次いでリリーフ陣で2番目に多い39試合に登板。6勝10ホールドをあげ、勝利に貢献してきただけに、離脱は大きな痛手。左足を引きずりながら球場を後にしたベテラン右腕は「(痛めたのは)投げた瞬間です。音がしたので。いつもより状態はよかった。ここで離脱して僕自身も苦しいし(中継ぎ陣に)申し訳ない。できるだけ早く治して戻ってきたい」と、早期復帰を誓った。