ロッテ猪本健太郎内野手(26)がマリンでお立ち台デビューした。

 7番一塁で、再昇格即スタメン出場。1回、3回と走者を置いた場面で凡退を重ねたが、2-2の5回1死満塁でオリックス山田から中前に決勝の2点適時打を放った。

 お立ち台では「今日は何が何でも勝ちたかった」と、伊東監督の55歳の誕生日を念頭に喜んだ。最後は「もう、ご存じですね。一寸先は!?」とスタンドに呼び掛け、ファンと一緒に「パラダイス!」と、野太い声を張り上げた。

 「一寸先はパラダイス」が座右の銘だ。「明るくなるように、と。プラス思考で『一寸先は闇』をもじりました」と説明した。昨季限りでソフトバンクを戦力外となったが、昨秋の入団テストをへてロッテ入り。まさに、一寸先はパラダイスの野球人生を送っている。

 伊東監督も「明るいし、声もよく出る」と、キャラクターを褒めていた。