巨人が2日、都内でOB会総会を開催した。柴田勲OB会長(73)、張本勲氏(77)、中畑清氏(63)、ソフトバンク工藤公康監督(54)ら約100人が出席した。

 懇親会のあいさつではOB会顧問でソフトバンク王貞治球団会長(77)が高橋監督へ「先輩を蹴飛ばすぐらいの気迫で取り組めば、選手も今年は違うと感じ取れる」と叱咤(しった)激励。年上のコーチにも指示をしっかり出し、今季4位からの巻き返しをできるようにと期待した。

 OB会の終了後、あいさつの意図を問われた王氏は「勝負の世界は勝てば官軍。負ければ大変なんだ。責任を取るのは監督。(コーチ陣について)それを使えない監督が悪いと言われる。使うという気持ちでやらせないと。自分の手駒のようにやらせないと」と説明した。