DeNA石田健大はリベンジを果たせなかった。

 開幕戦を白星で飾ることができずに迎えた今季2試合目の先発マウンド。敵地マツダスタジアムでは、昨季クライマックスシリーズ(CS)ファイナル以来の登板だった。昨年10月24日、勝てば日本シリーズ進出の一戦で先発したが、1回2失点で降板。チームは逆転でCS突破を決めたものの、石田にとっては屈辱的な試合だった。

 リベンジを期しての初回。先頭からいきなり安打を許す。連続ヒットでピンチをつくると、さらに連続四球。あっさりと同点に追いつかれた。さらに失策絡みで追加点を与え、1回だけで3失点。2回以降立ち直ったものの、5回にも1失点したところで交代した。

 5回4安打4四球4失点(自責3)の内容に「立ち上がりは、自分自身をコントロールすることができずにフォームが乱れてしまい、制球も安定しませんでした。ボール自体は悪くありませんでしたが、カウント不利な状況を多く作ってしまったことが、今日の結果につながってしまったと思います。次回登板までに、調整方法含めて見直す必要があります」と課題を口にしていた。