西武菊池雄星投手は７回６安打５失点で、勝ち負けはつかなかった。

　２度のリードを守れなかった。３回まではパーフェクトに抑え、２－０で４回を迎えた。１死から３安打と盗塁を絡められ、同点に追い付かれた。なお２死二塁で、アマダーにカーブを左翼テラス席へ放り込まれ、２点を勝ち越された。

　味方が逆転し、５－４で迎えた７回には、２死走者なしで茂木に左翼へ同点ソロを打たれた。

　「ボール自体は良かったけど、（４回に銀次に二塁打された）初球の入りが良くなかった。普段は自信を持って、腕を振って投げるスライダーを手だけで操作してしまった。若干、体が横振りになってしまった」と反省した。

　ホームラン２発については「アマダーには、直球とカーブの組み合わせで、今までのパターン。見逃せばボールで、しょうがない。割り切れる。それより、７回のホームランが悔いが残ります。大事に行きたかった。ファウルを打たせて、ストライクが欲しかった」と、カウント１－１から茂木にスライダーを打たれた同点ソロを悔やんでいた。

　辻監督は「４回だけね。テンポも今までと違って良かった。リズムを感じた。（ホームランは）もったいなかった。勝たせてあげたかった」と話した。