楽天新人の西巻賢二内野手(19)が本拠地で1軍デビューを果たした。17日の阪神3回戦で、8回の守りから遊撃として出場。今季、高卒1年目野手の1軍出場は日本ハム清宮に次いで2人目。楽天では10年内田、16年オコエに続く3人目だった。

 いきなり高山の飛球を処理し、9回には伊藤隼の鋭いゴロを軽やかにさばいた。ただ本人によると、「緊張しました。(飛球は)風の計算が正直アタマに入っていなくて、危なっかしい取り方になってしまいました」と平常心ではなかったらしい。

 楽天生命パーク宮城は、仙台育英時代に何度もプレーした場所。「全然違う感覚でした。大歓声は甲子園でも経験ありますが、お金を払ってくれた人たちの前でプレーする緊張感は全く違います」。初々しい言葉を並べていた。