帰ってきた大黒柱がおとこ気の「中5日3連発」宣言だ。阪神ランディ・メッセンジャー投手(37)が明日27日DeNA戦(甲子園)に先発する。肩肘の蓄積疲労で戦線離脱していたが、逆転CS進出に向けてフル回転する覚悟。「投げない期間があって(疲労が)スッキリした部分はある。あと3試合ぐらい行けたら、と思っている」と言葉に気合をほとばしらせた。

11日中日戦で危険球退場。翌12日に出場選手登録を抹消されていた。今回は中15日で1軍ぶっつけ先発となるが、「1カ月空いたわけじゃないから大丈夫だよ」と余裕の笑みを浮かべる。「チーム状況がどうであれ、常に投げたい気持ちは持っている。リハビリだけでは退屈だからね」。そんな右腕のみなぎる気合に首脳陣も応える方向だ。

27日DeNA戦から中5日登板を続ければ、10月3日広島戦からシーズン最終戦となる同9日巨人戦に向かうことができる。金本監督も「(間隔を)詰めれば3回か。2回、3回、行けたら行ってもらう」とフル稼働を示唆しており、CS争いが続く限り、残り3度先発する可能性が高い。

復帰戦の相手はDeNA。今季6戦6勝、防御率0・80と圧倒しているお得意様だ。「相手がどうだろうと、自分の仕事をするだけ。できるだけ長いイニングを投げて、チームに勝利をもたらすチャンスを与えるのが、自分の仕事だと思っている」。燃えさかる闘志を、思いきり右腕に込める。【佐井陽介】