ロッテが今季限りで楽天を戦力外になった枡田慎太郎外野手(31)の獲得を検討していることが2日、分かった。枡田は05年高校生ドラフト4巡目で楽天に入団。パンチ力のある打撃で13年には自己最多の86試合に出場し、打率2割7分2厘、8本塁打、47打点の成績を残して球団初のリーグ優勝と日本一に貢献した。

今季は出場33試合にとどまったが、7月16日のロッテ戦(ZOZOマリン)では1点を追う9回2死から代打で登場。起死回生の同点ソロを放つ勝負強さを見せつけた。左の代打は今季引退した根元(現内野守備走塁コーチ)やベテラン福浦が主だったが、一撃で仕留める仕事人を“切り札”候補として調査している。

チームとして若手育成はは1つのテーマ。一方でシーズン終了直後から獲得に前向きな姿勢を見せている前楽天細川亨捕手(38)のように、手本となるベテランの技と姿勢にも着目していく。