ヤクルトの“歩ナイパー”松本直樹捕手(25)が正確なスローイングで猛アピールした。26日、浦添キャンプ最終日に日本ハムと練習試合を行い、6イニングの特別ルールながら3度の盗塁企画をいずれも阻止。正捕手争いへ割って入る。
3回、先頭の日本ハム大田が中前打を放ち、代走は杉谷。続く近藤の2球目にさっそく盗塁を仕掛けた。先発寺原の外角140キロ直球を受けた松本は、左へ半歩ずれて送球。見事低めに決まり、遊撃手西浦のグラブに収まってタッチアウト。さらに5回1死一塁では浅間を刺し、2死から四球で出塁した杉谷を再び刺した。今キャンプで出場した対外試合7試合で、盗塁阻止率は7割超え。「(送球の)スピードには興味ありません。それよりも、ストライクを投げることが大事」と話した。
小学生の頃から「肩が弱い」と感じていた。そのため常に正確さを重視してきた。送球を受ける選手の動きを確認し「味方が入るところに、自分も入っていく」イメージで投げる。小川監督は「盗塁阻止率は、素晴らしい。イニング間の送球、シートノックでの送球も去年と違うものがある。それがゲームに結果で出ている」と評する。
昨季は出場6試合のみだった。プロ2年目の現在地を、趣味の将棋に例えると「まだ歩です」。歩も重要な駒だが「今は、いくらでも代わりのいる選手。まだ1歩、踏み出したくらいです」。これから“と金”になる。【保坂恭子】



